あなたの人生、キャリアの選択肢はひとつではないですよ。
もしかして、もう一本道があるのでは?
あなたはこれまでに、
「自分の人生には、今歩いている道の他に、もう一本道があるんじゃないかな?」
とかんがえたことはないですか?
日本では産まれてから、少なくとも高校を卒業するまでみんなと同じ道の上を歩くようにシステム化しています。
クエンティン・タランティーノの西部劇映画、ジャンゴ 繋がれざる者に象徴的なシーンが描かれています。
黒人の主人公ジャンゴが、再び自由を取り戻し馬にまたがって去って行くシーンで、主人公は黒人奴隷が入れられた馬車に繋がる牢屋の扉を開けていきます。
その瞬間、閉じ込められていた奴隷たちは牢屋から飛び出した!
のではないんですねえ。
ただ呆然と主人公を見つめているだけで、牢屋から出てきませんでした。
人間は、見えない恐怖に縛られて、行動する意欲を簡単に手放してしまう生き物です。
でも、自分もそうかもしれない・・・と思った時には、この言葉を思い出してください。
赤信号みんなで渡れば怖くない
これは、北野武さんがツービート時代の漫才のネタで言った名言で、日本人の群集心理をうまくついたセリフですよね。
最近でも、サッカーの試合後やハロウィンのときの渋谷スクランブル交差点で見られる光景をピッタリ言い表していますが、ちょっと視点をずらして考えてみましょうよ。
あのスクランブル交差点の出来事だって、最初に行動した人がいて、その後に交差点が次々と行動した人で溢れかえったに過ぎないですよね。
みんな、今の道から外れたら生活できなくなるんじゃないか?って不安になって怖気づいてしまうんですよね。
ワタシもそうでした。
でも、ワタシが勘違いしていたように、みんな勘違いしているんです。
自分らしく生きられるもう一本の道を見つけたからって、今歩いている道から外れなくてもいいんです。
別に2つの道を同時に歩いたって、ルール違反ではないんですよ。
2つの道を大股開きで同時に歩いたって、
交互に歩いたって、
片方をメインに歩きながらもう一本を気が向いた時にマイペースで歩いたって、
いいんです。
今歩いている道から外れることも、しょせんは選択肢の一つでしかないんです。
あなたは、誰も監視していない牢屋の中からジャンゴを見送りますか。
それとも、牢屋から出てジャンゴに声をかけてみますか?